C++Builderの基本の型についての説明がありましので、引用して説明します。
キーワード
基本型指定子は以下のキーワードで構成されます。
char | __int8 | long |
double | __int16 | signed |
float | __int32 | short |
int | __int64 | unsigned |
これらのキーワードから整数型と浮動小数点型を構成することができ、それらを総称して算術型と呼びます。 long、short、signed、unsigned の各修飾子は、整数型に適用することができます。 インクルード ファイル limits.h には、すべての基本型の値の範囲が定義されています。
整数型
char、short、int、long、およびそれらの符号なし(unsigned)データ型はすべて、整数型とみなされます。以下の表では、整数型指定子を、シノニム(同義の型指定子)と共に示してあります。
char、signed char | これらがシノニムになるのは、char のデフォルトが signed の場合。 |
unsigned char | |
char、unsigned char | これらがシノニムになるのは、char のデフォルトが unsigned の場合。 |
signed char | |
int、signed int | |
unsigned、unsigned int | |
short、short int、signed short int | |
unsigned short、unsigned short int | |
long、long int、signed long int | |
unsigned long、unsigned long int | |
signed long long、long long int (ISO C99, C++11) | |
unsigned long long、unsigned long long int (ISO C99, C++11) |
標準の算術変換
a と b が異なる算術型である場合の a + b のような算術式を使用した場合、コンパイラは式を評価する前に、ある内部変換を行います。 こうした標準の変換では、正確さと整合性を確保するため “下位” の型から “上位” の型への昇格が行われます。
以下の表は方に、標準の算術変換で用いられる方法です。
タイプ | 変換先 | メソッド |
---|---|---|
char | int | ゼロあるいは符号拡張(char 型のデフォルトによる) |
unsigned char | int | 上位バイトにゼロ充填(常時) |
signed char | int | 符号拡張(常時) |
short | int | 同じ値(符号拡張) |
unsigned short | unsigned int | 同じ値(ゼロ充填) |
enum | int | 同じ値 |
参考URL
以下の、URLも参考にしてください。