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8バイト整数の文字列への変換(UIntToStr)

C++Builder

C++Builderで、整数を文字列(String)へ変換する時は、IntToStr関数を良く使用しますが、IntToStr関数は、符号付きの整数を文字列に変換する時に使用します。

符号無しの、8バイト整数(unsigned __int64)を文字列に変関数時は、UIntToStrを使用します。

以下に、UIntToStrの使用方法を設計します。

ヘッダファイル

UIntToStrを使用する時は、”System.SysUtils.hpp” をインクルードします。

System.SysUtils.hpp

プロトタイプ宣言

ヘッダファイル、System.SysUtils.hppの中で、UIntToStrのプロトタイプ宣言は以下のように定義されています。

extern DELPHI_PACKAGE System::UnicodeString __fastcall UIntToStr(unsigned Value)/* overload */;
extern DELPHI_PACKAGE System::UnicodeString __fastcall UIntToStr(unsigned __int64 Value)/* overload */;

関連項目

整数や浮動小数点を文字列に変換する関数は、UIntToStr以外に以下の関数があります。

  • IntToHex
  • StrToInt
  • StrToIntDef
  • FloatToStr
  • DateToStr
  • TimeToStr

型変換ルーチン

以下のリストは、ここから抜き出したものです。

その他のルーチン

型の変換に使用されるルーチンのうち、特定のカテゴリに属さないものの一覧を以下の表に示します。

ルーチン説明
System.Classes.BinToHex2 進値を 16 進表現に変換します。
System.Types.Bounds指定された大きさの矩形領域の Types.TRect を返します。
System.Classes.HexToBin16 進数字の文字列を、対応する 2 進値に変換します。
System.Types.Point1 組の座標から Types.TPoint 構造体を作成します。
System.Types.Rect一連の座標から Types.TRect 構造体を作成します。
System.Types.SmallPoint1 組の座標から Types.TSmallPoint 構造体を作成します。
その他のルーチン

型間の変換ルーチン

データ型間の変換に使用されるすべてのルーチンの一覧を以下の表に示します。

System.Classes.BinToHexSystem.Classes.HexToBin2 進値を 16 進表現に変換します。逆ルーチンは 16 進表現を 2 進値に変換します。
Data.FmtBcd.BCDToCurrData.FmtBcd.CurrToBCD2 進化 10 進数(BCD)値を、対応する Currency 値に変換します。逆ルーチンはその逆の変換を行います。
Data.FmtBcd.BcdToDoubleData.FmtBcd.DoubleToBcd2 進化 10 進数(BCD)値を、対応する倍精度浮動小数点値に変換します。逆ルーチンはその逆の変換を行います。
Data.FmtBcd.BcdToIntegerData.FmtBcd.IntegerToBcd2 進化 10 進数(BCD)値を整数に変換します。逆ルーチンはその逆の変換を行います。
System.CompToDoubleSystem.DoubleToCompcomp 値を double 値に変換します。逆ルーチンはその逆の変換を行います。
型間の変換ルーチン

文字列への変換

データ型を文字列表現に変換するのに使用されるすべてのルーチンの一覧を以下の表に示します。

ルーチン説明
Data.FmtBcd.BcdToStr、Data.FmtBcd.BcdToStrF2 進化 10 進数(BCD)値の文字列表現を返します。
System.SysUtils.BoolToStrBoolean(論理)値を文字列に変換します。
System.ConvUtils.ConvUnitToStr計量値とその変換単位を書式設定して、人間が見て理解できる文字列にします。
System.SysUtils.CurrToStr、System.SysUtils.CurrToStrF、System.SysUtils.FormatCurrCurrency 値を書式設定された文字列に変換します。
System.SysUtils.DateTimeToStr、System.SysUtils.DateTimeToString、System.SysUtils.FormatDateTimeSystem.TDateTime 値を文字列に変換します。
System.SysUtils.DateToStrSystem.TDate 値を文字列に変換します。
System.SysUtils.FloatToStr、System.SysUtils.FloatToStrF、System.SysUtils.FormatFloat、System.SysUtils.FloatToText、System.SysUtils.FloatToTextFmt浮動小数点値を文字列に変換します。
System.SysUtils.IntToStr、System.SysUtils.IntToHex32 ビットまたは 64 ビットの整数を文字列に変換します。
System.SysUtils.TimeToStrSystem.TDateTime 値を文字列に変換します。
System.SysUtils.UIntToStr符号なしの 32 ビットまたは 64 ビット整数を文字列に変換します。
System.Str文字列を書式設定し、変数に格納して返します。
文字列への変換

文字列からの変換

文字列を特定のデータ型に変換するのに使用されるすべてのルーチンの一覧を以下の表に示します。

ルーチンデフォルト値を指定できるバージョン例外が発生しないバージョン説明
Data.FmtBcd.StrToBcdData.FmtBcd.TryStrToBcd文字列を、対応する 2 進化 10 進数(BCD)値に変換します。
System.SysUtils.StrToBoolSystem.SysUtils.StrToBoolDefSystem.SysUtils.TryStrToBool文字列を Boolean(論理)値に変換します。
System.ConvUtils.StrToConvUnitSystem.ConvUtils.TryStrToConvUnit文字列を解析して値と変換タイプを抽出します。
System.SysUtils.StrToCurrSystem.SysUtils.StrToCurrDefSystem.SysUtils.TryStrToCurr文字列を Currency 値に変換します。
System.SysUtils.StrToDateSystem.SysUtils.StrToDateDefSystem.SysUtils.TryStrToDate文字列を System.TDate 値に変換します。
System.SysUtils.StrToDateTimeSystem.SysUtils.StrToDateTimeDefSystem.SysUtils.TryStrToDateTime文字列を System.TDateTime 値に変換します。
System.SysUtils.StrToFloatSystem.SysUtils.StrToFloatDefSystem.SysUtils.TryStrToFloat与えられた文字列を浮動小数点値に変換します。
System.SysUtils.StrToIntSystem.SysUtils.StrToIntDefSystem.SysUtils.TryStrToInt整数(10 進数または 16 進数)を表す文字列を数値に変換します。
System.SysUtils.StrToInt64System.SysUtils.StrToInt64DefSystem.SysUtils.TryStrToInt64整数(10 進数または 16 進数)を表す文字列を数値に変換します。
System.SysUtils.StrToTimeSystem.SysUtils.StrToTimeDefSystem.SysUtils.TryStrToTime文字列を System.TDateTime 値に変換します。
Data.SqlTimSt.StrToSQLTimeStamp文字列を Data.SqlTimSt.TSQLTimeStamp 値に変換します。
System.Val文字列を数値表現に変換します。
文字列からの変換

参考URL

型変換ルーチンは、以下のURLを参照ください。

型変換ルーチン - RAD Studio

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