C,C++には、言語仕様上は動的配列はありませんが、C++Builderは、テンプレートライブラリを用いることで動的配列を使用する事ができます。C++Builderでは、TBytes が動的配列として使用できます。以下にTBytesの使用方法について説明します。
TBytesの定義
TBytesは、System.SysUtils.hppで以下のように定義されています。
typedef System::DynamicArray<System::Byte> TBytes;
TBytesは、DynamicArrayとして定義されています。DynamicArray テンプレートは、Delphi 動的配列型の C++ での実装となります。
TBytesのヘルプ
System.SysUtils.TBytes - RAD Studio API Documentation
DynamicArrayのヘルプ
System.DynamicArray - RAD Studio API Documentation
TBytesの使用方法
TByesの基本的な使用方法を説明します。
TByesの詳細は、System.DynamicArrayを参照ください。
動的配列の長さ
DynamicArray のサイズは、Length プロパティで設定または取得することができます。
DynamicArray の要素の解放
DynamicArray を解放するには、 Length プロパティに0 をセットします。
データへのアクセス
動的配列の要素にアクセスするには、[] 添字演算子を使用します。
動的配列の境界
DynamicArrays のプロパティ Low と High は、それぞれ配列の最低境界と最高境界を返します。