2025年01月05日
Pandocは、多様な文書形式を相互に変換できる非常に強力なツールです。Markdown、HTML、LaTeX、Word(*.docx)、PDFなど、幅広いフォーマットに対応しており、ドキュメント作成や変換作業を効率化します。
Pandocはコマンドラインツールであるため、一般的にはバッチファイルを作成して使用します。しかし、オプションを変更するたびにバッチファイルを編集する必要があり、不便に感じることもありました。そこで、Pandocをより簡単に活用できる専用のツールアプリケーション「PandocTool」を作成しました。
「PandocTool」は、Pandoc を使用して、Markdownファイルを、
の文書形式に変換するWindow用のアプリケーションソフトです。
※ PDF への変換には、wkhtmltopdfが必要です。
| 項目 | 対応 |
|---|---|
| 対応OS | Windows 10, Windows 11 |
| CPU | Intel Core i3以上推奨 |
「PandocTool」を使用するには、事前に Pandoc 及び wkhtmltopdf をインストールする必要があります。
Pandoc のWebページの「Installing」をクリックし、そのページの「Download the latest installer」ボタンをクリックするか、Windowsであれば、Windowsの項の「download page」をクリックしてダウンロードページを表示します。
※ 最新版は、64ビットのみとなります。32ビットのPandocを使用したい場合は、古いバージョンをお使いください。
wkhtmltopdf
のインストールは、以下の公式Webページから可能です。
「wkhtmltopdf」をコマンドラインから利用するには、パスを通す必要があります。そのため、以下の手順を実行してください。
これにより、「wkhtmltopdf」も自動的にパスが通るようになります。
「PandocTool」をインストールする手順は、以下の通りです。
※
どちらをインストールしたら良いか判らないときは、PandocTool.exe(Win32)
をお使いください。
最初に、設定ダイアログを開き、各設定を行ってください。
設定ダイアログは、次のいずれかの方法で開くことができます。
「フィルの設定」タブでは、以下の設定・確認ができます。
パスが正しく設定されているかどうかは、以下のダイアログ表示で確認できます。
パスが通っている時
パスが通っていいない時
スタイルシート(CSS)には、CSS(Cascading Style
Sheets)ファイルを登録します。ファイルをDrag&Dropするか、「参照」ボタンをクリックして登録したいファイルを選択してください。
スタイルシート(CSS)を使用すると、HTML文書のフォント、サイズ、色、さらにはレイアウトなどの外観を自由に変更することができます。
サンプルとして同梱している「stylesheet_orange.css」は、ぜひここに登録してお試しください。また、作者の電子書籍「電子書籍出版・技術文書作成を劇的に加速!秀丸エディタ
+ Markdown +
Pandocの驚異」では、さらに2つのサンプルスタイルシートを紹介しています。ご興味がありましら、ぜひご確認ください。
それから、以下のWebサイトも参考にしてください。
A collection of portable pandoc templates with no dependencies
The minimal amount of CSS to replicate the GitHub Markdown style
あなただけのHTMLを作成するための、CSSリンク集 | KeiYouのソフト館
各ファイル形式変換する時のオプションを設定します。
オプションの紹介は、「Pandoc」、「wkhtmltopdf」のドキュメント
および、作者の電子書籍「電子書籍出版・技術文書作成を劇的に加速!秀丸エディタ
+ Markdown + Pandocの驚異」を参照ください。
EPUB3(電子書籍)形式への変換時に使用するオプションを設定します。
HTML 形式への変換時に使用するオプションを設定します。
PDF 形式への変換時に使用するオプションを設定します。
このモードは、「Pandoc」の “–pdf-engine=wkhtmltopdf”
オプションを使用して、MarkdownファイルをPDFファイルに変換します。
※ PDF への変換には、wkhtmltopdfが必要です。
このモードは、「Panoc」で、MarkdownファイルをHTMLファイルに変換後、「wkhtmltopdf」で、そのHTMLファイルをPDFファイルに変換します。
ここでは、「Panoc」と「wkhtmltopdf」、それぞれのオプションを設定します。
文字を大きめに変換したい時は、このモードを使用してください。
※
同名のHTMLファイルが存在する場合、上書きされますのでご注意ください。
※ PDF への変換には、wkhtmltopdfが必要です。
DOCX(ワード)形式への変換時に使用するオプションを設定します。
このモードでは、CSSファイルは使用できません。
上記の設定を完了すると、「PandocTool」を使ってMarkdownファイルをさまざまな形式に変換できるようになります。
変換を実行する手順は、以下の通りです。
ファイル形式/モードを、以下の中から選択します。
デフォルトは、「EPUB3 (電子書籍)」です。
変換するMarkdownファイルは、以下のいずれかの方法で選択できます。
また、複数のファイルを同時に選択することも可能です。
出力フォルダおよび出力ファイル名を指定できます。
「出力するフォルダを指定する」をチェックすると、「出力フォルダ」で指定したフォルダにファイルが出力されます。チェックを外した場合は、変換元のMarkdownファイルと同じフォルダに出力されます。
「出力するファイル名を指定する」をチェックすると、指定したファイル名で出力されます。チェックを外した場合は、変換元のMarkdownファイル名の拡張子を変更したファイル名で出力されます。
スタイルシートを使用する時は、「スタイルシート(CSS)を使用する」にチェックを入れ、使用するスタイルシートを選択します。
5-1-2項で、登録したスタイルシートが使用可能です。
「目次を作成する」をチェックすると、目次を含めて出力できます。また、目次を作成するセクションレベルの範囲を設定することが可能です。デフォルトのセクションレベルは「3」です。
「変換」ボタンをクリックすると、「Pandoc」によってファイル形式が変換されます。
「PandocTool」は、「Pandoc」を実行するのに、DOSCommandコンポーネントを使用しています。 詳細は、以下のWebページを参照ください。
以下のWebページも参考にしてください。
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2025/01/08 Ver1.00 公開