M5Stack向けのオールインワンライブラリM5Unifiedは、グラフィックライブラリのM5GFXライブラリを使用しています。
M5GFXライブラリは、M5Stackデバイス搭載の各種ディスプレイを、共通のAPIでシンプルに制御できるグラフィックライブラリです。従来の煩雑な設定から解放され、直感的な操作で、思い通りの描画表現を実現します。
本記事では、M5UnifiedでのM5GFXライブラリの使い方を説明します。
以下の記事「M5GFXライブラリの使い方」も参考にしてください。
M5UnifiedでのM5GFXの変数
M5GFX用の変数は、M5Unified.hppで以下の様に定義されています。
M5Unifiedサンプルコードでは、M5.Displayが使われていますが、M5.LcdでもM5GFXライブラリが使用できます。
M5GFX Display; // setPrimaryされたディスプレイのインスタンス
M5GFX &Lcd = Display;
もともとM5Stackでは、TFT_eSPIライブラリ(グラフィックライブラリ)の少し古いバージョンを使用していました。M5.Lcdでライブラリにアクセスしていました。M5Unifiedでは、互換性を考慮して、M5.Lcdで、M5GFXライブラリを使用できます。
M5GFXの主なメンバー関数
M5GFXの主なメンバー関数です。
startWrite/endWrite関数
startWrite
/endWrite
関数を使用して複数の描画操作を一度にまとめて実行することで、ディスプレイへの通信回数を減らし、描画速度を向上させます。
関数 | 説明 |
---|---|
startWrite | SPIバスのCSをアサートします。 endWrite() と対で使用します。startWrite()をパネル描画の際に明示的に記述することによりDMAバッファを効率的に使用することが可能になります。 |
endWrite | startWrite() とペアで使用します。 |
各種設定/情報取得
各種設定や、情報取得を行う関数です。
関数 | 説明 |
---|---|
setRotation | 画面の向きを指定します。 |
setCursor | カーソル位置を指定します。 |
setColor | 描画色を指定します。 |
setColorDepth | ColorDepthを設定します。 |
setTextColor | Set TextColor. |
setTextDatum | テキストを表示するときのデフォルト基準点(datum)を設定します。 TL_DATUM = Top left TC_DATUM = Top centre TR_DATUM = Top right ML_DATUM = Middle left MC_DATUM = Middle centre MR_DATUM = Middle right BL_DATUM = Bottom left BC_DATUM = Bottom centre BR_DATUM = Bottom right |
setTextScroll | テキストスクロールを有効にします。 |
setTextSize | テキストサイズを指定します。実数で指定が可能です。 |
setTextStyle | テキストの書式を設定します。 |
setTextWrap | X軸は文字列の折返しをするかどうか、Y軸は画面下部まで表示したあと上に戻るかどうかを指定します。 |
textLength | 指定した幅に、指定した文字列のうち表示可能な文字数を取得します。 |
textWidth | パネルに文字列を表示したときの表示幅(pixel)を取得します。フォントを省略するとデフォルトフォントで計算します。 |
getTextDatum | setTextDatum() で設定された構造体を取得します。 |
getTextPadding | テキストの余白を取得します。 |
getTextSizeX | setTextSize() 設定されたテキストサイズの幅を取得します。 |
getTextSizeY | setTextSize() で設定されたテキストサイズの高さを取得します。 |
getTextStyle | setTextStyle() で設定されたテキスト情報を取得します。 |
fontHeight | Returns the height of the specified font. |
fontWidth | Returns the width of the specified font. |
画面クリア
画面クリア用関数です。
関数 | 説明 |
---|---|
clear | パネルをクリアします。引数にカラーコードを指定した場合、その色で初期化します。 |
clearClipRect | setClipRect() で指定した領域をクリアします。 |
clearDisplay | パネルをクリアします。引数にカラーコードを指定した場合、その色で初期化します。 |
フォントの設定用関数
フォントの設定用の関数です。
関数 | 説明 |
---|---|
setTextFont(font) | 1:Adafruit 8ピクセルASCIIフォント 2:16ピクセルASCIIフォント 3:未設定 4:26ピクセルASCIIフォント 5:未設定 6:26ピクセル数字フォント 7:48ピクセル7セグ風フォント 8:75ピクセル数字フォント |
setFont | デフォルトフォントを指定します。 |
getFont | setFont() で設定されているフォントを取得します。 |
loadFont | フォントデータを読み込みます。 |
unloadFont | setFont() で設定されたフォントを、アンロードして初期値に戻します。(&fonts::Font0) |
print系関数
文字列を表示する、print系の関数です。
関数 | 説明 |
---|---|
カーソル位置に文字列を出力します。ArduinoのPrint.hに準拠しています。 | |
printf | カーソル位置に文字列を出力します。ArduinoのLibPrint.hに準拠しています。 |
println | カーソル位置に文字列を出力します。文字列の最後に改行コードを追加します。ArduinoのPrint.hに準拠しています。 |
draw系関数
図形等を描画するdraw系の関数です。
関数 | 説明 |
---|---|
drawArc | 円弧を描きます。r0とr1を指定し厚みのある円弧を描きます。 |
drawBezier | ベジェ曲線を描きます。制御点は3点または4点を指定します。 |
drawBmp | BMP形式のビットマップデータを描きます。ファイルやStreamを指定できます。 |
drawBmpFile | bmpファイルのビットマップデータを描きます。 |
drawBmpUrl | URLで指定したBMPデータを描きます。 |
drawCenterString(drawCentreString) | テキストを中寄せで描画します。 |
drawChar | ユニコードで文字を描画します。 |
drawCircle | 円を描きます。 |
drawEllipse | 楕円を描きます。 |
drawEllipseArc | 楕円の円弧を描きます。 |
drawFastHLine | 水平方向の線を描きます。 |
drawFastVLine | 垂直方向の線を描きます。 |
drawFloat | Float型(浮動少数型)の値を描画します。 |
drawGradientHLine | 色が変化する水平方向の線を描きます。 |
drawGradientLine | 色が変化する線を描きます。 |
drawGradientVLine | 色が変化する垂直方向の線を描きます。 |
drawJpg | JPGデータを描画します。File, Stream等のデータを指定可能です。 |
drawJpgFile | JPGファイルを描画します。 |
drawJpgUrl | URLで指定したJPGデータを表示します。 |
drawLine | 線を描く。 |
drawNumber | long型(整数型)の数値を描画します。 |
drawPixel | 点を描画します。 |
drawPng | PNGデータを描画します。FileやStreamを指定することができます。 |
drawPngFile | PNGファイルを描きます。 |
drawPngUrl | 指定したURLのPNGデータを描きます。 |
drawQoi | Qoiデータを描画します。FileやStreamを指定することができます。 |
drawQoiFile | Qoiファイルを描画します。 |
drawQoiUrl | 指定したURLのQoiデータを描画します。 |
drawRect | 矩形を描きます。 |
drawRightString | 右寄せで文字列を描画します。 |
drawRoundRect | 角が丸い矩形を描画します。 |
drawString | 文字を描画します。 |
drawTriangle | 3つの点を指定して三角形を描画します。 |
画面の塗りつぶし
画面の塗りつぶし用の関数です。
関数 | 説明 |
---|---|
fillAffine | アフィン変換行列で描画した領域を塗りつぶします。 |
fillArc | 塗りつぶした円弧を描きます。 |
fillCircle | 塗りつぶした円を描きます。 |
fillEllipse | 塗りつぶした楕円を描きます。 |
fillEllipseArc | 塗りつぶした円弧を描きます。 |
fillRect | 塗りつぶした矩形を描きます。 |
fillRectAlpha | 不透明な矩形を描画します。 |
fillRoundRect | 角が丸い塗りつぶした矩形を描きます。 |
fillScreen | 画面を塗りつぶします。 |
fillTriangle | 3つの点を指定して塗りつぶした三角形を描きます。 |
組み込みフォント
M5GFXには、LovyanGFXと同じ組み込みフォントとなっています。
efontをコンバートした日本語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)フォントも含まれています。
日本語としては、efontの日本語フォント以外に、明朝体( 固定幅、プロポーショナル)、ゴシック体( 固定幅、プロポーショナル)の8,12,16,20,24,28,32,36,40pxのホントをサポーとしています。
lgfx_fonts.hpp内で、extern宣言されていますので確認してみてください。
標準フォント
以下の6個の標準フォントが使用できます。
Font0 // 8px ASCII文字
Font2 // 16px ASCII文字
Font4 // 26px ASCII文字
Font6 // 36(48)px 数字と時計用文字のみ(1234567890apm.:-)
Font7 // 48px 7セグ風数字と記号のみ(1234567890.:-)
Font8 // 75px 数字と記号のみ(1234567890.:-)
setTextFont関数で、これらのフォントを選択する事ができます。setTextFont関数の引数で示すフォントは、lgfx_fonts.cpp の中で、以下のフォントとなっています。1, 3, 5 は、未使用となっています。
// deprecated array.
const IFont* fontdata [] =
{
&fonts::Font0, // GLCD font (Font 0)
&fonts::Font0, // Font 1 current unused
&fonts::Font2,
&fonts::Font0, // Font 3 current unused
&fonts::Font4,
&fonts::Font0, // Font 5 current unused
&fonts::Font6,
&fonts::Font7,
&fonts::Font8,
nullptr,
};
フォント番号 | Font | 種類 | 文字幅 | 横幅 | 縦幅 |
---|---|---|---|---|---|
0 | &fonts::Font0 | 英数 | 固定長 | 6 | 8 |
2 | &fonts::Font2 | 英数 | 可変長 | 8 | 16 |
4 | &fonts::Font4 | 英数 | 可変長 | 14 | 26 |
6 | &fonts::Font6 | 数字のみ | 固定長 | 27 | 48 |
7 | &fonts::Font7 | 数字のみ | 固定長 | 32 | 48 |
8 | &fonts::Font8 | 数字のみ | 固定長 | 55 | 75 |
- setTextFont関数で、フォントを選択
#include <Arduino.h>
#include <M5Unified.h>
const char* sampleText1 = "[ABCabc123/*~{}";
const char* sampleText2 = "0123456789";
void setup(void)
{
auto cfg = M5.config(); /// 設定用の構造体を取得。
M5.begin(cfg); /// M5Unifiedを使用する準備をする。
M5.Lcd.fillScreen(TFT_BLACK); // 画面塗り潰し
M5.Lcd.setCursor(0, 0); // カーソルを左上にリセット
// M5.Lcd.print("Fornt: 0\n");
// M5.Lcd.print("print\n");
// M5.Lcd.println("println");
// M5.Lcd.printf("printf %d\n", 10);
M5.Lcd.setTextSize(1);
M5.Lcd.setTextColor(TFT_WHITE, TFT_BLACK); // フォント色セット
M5.Lcd.setTextFont(0);
M5.Lcd.println(sampleText1);
M5.Lcd.setTextFont(2);
M5.Lcd.println(sampleText1);
M5.Lcd.setTextFont(4);
M5.Lcd.println(sampleText1);
M5.Lcd.setTextFont(6);
M5.Lcd.println(sampleText2);
M5.Lcd.setTextFont(7);
M5.Lcd.println(sampleText2);
M5.Lcd.setTextFont(8);
M5.Lcd.println(sampleText2);
}
void loop(void)
{
M5.delay(1);
M5.update(); /// ボタン操作・タッチ操作の状態を更新する。
}
- setFont関数で、フォントを選択
#include <Arduino.h>
#include <M5Unified.h>
const char* sampleText1 = "[ABCabc123/*~{}";
const char* sampleText2 = "0123456789";
void setup(void)
{
auto cfg = M5.config(); /// 設定用の構造体を取得。
M5.begin(cfg); /// M5Unifiedを使用する準備をする。
M5.Lcd.fillScreen(TFT_BLACK); // 画面塗り潰し
M5.Lcd.setCursor(0, 0); // カーソルを左上にリセット
M5.Lcd.setTextSize(1);
M5.Lcd.setTextColor(TFT_WHITE, TFT_BLACK); // フォント色セット
M5.Lcd.setFont(&fonts::Font0);
M5.Lcd.println(sampleText1);
M5.Lcd.setFont(&fonts::Font2);
M5.Lcd.println(sampleText1);
M5.Lcd.setFont(&fonts::Font4);
M5.Lcd.println(sampleText1);
M5.Lcd.setFont(&fonts::Font6);
M5.Lcd.println(sampleText2);
M5.Lcd.setFont(&fonts::Font7);
M5.Lcd.println(sampleText2);
M5.Lcd.setFont(&fonts::Font8);
M5.Lcd.println(sampleText2);
}
void loop(void)
{
M5.delay(1);
M5.update(); /// ボタン操作・タッチ操作の状態を更新する。
}
- 実行結果
日本語フォント(IPA)
IPAフォントをコンバートした日本語フォントが4種類x9サイズ = 36通りプリセットされています。
サイズ | 明朝体 固定幅 | 明朝体 プロポーショナル | ゴシック体 固定幅 | ゴシック体 プロポーショナル |
---|---|---|---|---|
8 | lgfxJapanMincho_8 | lgfxJapanMinchoP_8 | lgfxJapanGothic_8 | lgfxJapanGothicP_8 |
12 | lgfxJapanMincho_12 | lgfxJapanMinchoP_12 | lgfxJapanGothic_12 | lgfxJapanGothicP_12 |
16 | lgfxJapanMincho_16 | lgfxJapanMinchoP_16 | lgfxJapanGothic_16 | lgfxJapanGothicP_16 |
20 | lgfxJapanMincho_20 | lgfxJapanMinchoP_20 | lgfxJapanGothic_20 | lgfxJapanGothicP_20 |
24 | lgfxJapanMincho_24 | lgfxJapanMinchoP_24 | lgfxJapanGothic_24 | lgfxJapanGothicP_24 |
28 | lgfxJapanMincho_28 | lgfxJapanMinchoP_28 | lgfxJapanGothic_28 | lgfxJapanGothicP_28 |
32 | lgfxJapanMincho_32 | lgfxJapanMinchoP_32 | lgfxJapanGothic_32 | lgfxJapanGothicP_32 |
36 | lgfxJapanMincho_36 | lgfxJapanMinchoP_36 | lgfxJapanGothic_36 | lgfxJapanGothicP_36 |
40 | lgfxJapanMincho_40 | lgfxJapanMinchoP_40 | lgfxJapanGothic_40 | lgfxJapanGothicP_40 |
- 16ドットのサイズと24ドットのサイズを表示したサンプルです。
#include <Arduino.h>
#include <M5Unified.h>
void setup(void)
{
auto cfg = M5.config(); /// 設定用の構造体を取得。
M5.begin(cfg); /// M5Unifiedを使用する準備をする。
M5.Lcd.fillScreen(TFT_BLACK); // 画面塗り潰し
M5.Lcd.setCursor(0, 0); // カーソルを左上にリセット
M5.Lcd.setTextFont(0);
M5.Lcd.setTextSize(1);
M5.Lcd.setTextColor(TFT_WHITE, TFT_BLACK); // フォント色セット
M5.Lcd.setFont(&fonts::lgfxJapanMincho_16);
M5.Lcd.print("明朝体 16 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::lgfxJapanMinchoP_16);
M5.Lcd.print("明朝 P 16 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::lgfxJapanGothic_16);
M5.Lcd.print("ゴシック体 16 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::lgfxJapanGothicP_16);
M5.Lcd.print("ゴシック P 16 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::lgfxJapanMincho_24);
M5.Lcd.print("明朝体 24 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::lgfxJapanGothic_24);
M5.Lcd.print("ゴシック体 24 Hello World\nこんにちは世界\n");
}
void loop(void)
{
M5.delay(1);
M5.update(); /// ボタン操作・タッチ操作の状態を更新する。
}
- 実行結果
efontフォント
efontをコンバートした日本語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)フォントが各4種類x5サイズ(10, 12, 14, 16, 24)=20通りプリセットされています。
- 日本語
サイズ | ボールド | ボールドイタリック | イタリック | |
---|---|---|---|---|
10 | efontJA_10 | efontJA_10_b | efontJA_10_bi | efontJA_10_i |
12 | efontJA_12 | efontJA_12_b | efontJA_12_bi | efontJA_12_i |
14 | efontJA_14 | efontJA_14_b | efontJA_14_bi | efontJA_14_i |
16 | efontJA_16 | efontJA_16_b | efontJA_16_bi | efontJA_16_i |
24 | efontJA_24 | efontJA_24_b | efontJA_24_bi | efontJA_24_i |
- 簡体字
サイズ | ボールド | ボールドイタリック | イタリック | |
---|---|---|---|---|
10 | efontCN_10 | efontCN_10_b | efontCN_10_bi | efontCN_10_i |
12 | efontCN_12 | efontCN_12_b | efontCN_12_bi | efontCN_12_i |
14 | efontCN_14 | efontCN_14_b | efontCN_14_bi | efontCN_14_i |
16 | efontCN_16 | efontCN_16_b | efontCN_16_bi | efontCN_16_i |
24 | efontCN_24 | efontCN_24_b | efontCN_24_bi | efontCN_24_i |
- 繁体字
サイズ | ボールド | ボールドイタリック | イタリック | |
---|---|---|---|---|
10 | efontTW_10 | efontTW_10_b | efontTW_10_bi | efontTW_10_i |
12 | efontTW_12 | efontTW_12_b | efontTW_12_bi | efontTW_12_i |
14 | efontTW_14 | efontTW_14_b | efontTW_14_bi | efontTW_14_i |
16 | efontTW_16 | efontTW_16_b | efontTW_16_bi | efontTW_16_i |
24 | efontTW_24 | efontTW_24_b | efontTW_24_bi | efontTW_24_i |
- 韓国語
サイズ | ボールド | ボールドイタリック | イタリック | |
---|---|---|---|---|
10 | efontKR_10 | efontKR_10_b | efontKR_10_bi | efontKR_10_i |
12 | efontKR_12 | efontKR_12_b | efontKR_12_bi | efontKR_12_i |
14 | efontKR_14 | efontKR_14_b | efontKR_14_bi | efontKR_14_i |
16 | efontKR_16 | efontKR_16_b | efontKR_16_bi | efontKR_16_i |
24 | efontKR_24 | efontKR_24_b | efontKR_24_bi | efontKR_24_i |
- サンプルコード
#include <Arduino.h>
#include <M5Unified.h>
void setup(void)
{
auto cfg = M5.config(); /// 設定用の構造体を取得。
M5.begin(cfg); /// M5Unifiedを使用する準備をする。
M5.Lcd.fillScreen(TFT_BLACK); // 画面塗り潰し
M5.Lcd.setCursor(0, 0); // カーソルを左上にリセット
M5.Lcd.setTextSize(1);
M5.Lcd.setTextColor(TFT_WHITE, TFT_BLACK); // フォント色セット
M5.Lcd.setFont(&fonts::efontJA_16);
M5.Lcd.print("16 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::efontJA_16_b);
M5.Lcd.print("ボールド 16 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::efontJA_16_bi);
M5.Lcd.print("ボールドイタリック 16 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::efontJA_16_i);
M5.Lcd.print("イタリック 16 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::efontJA_24_b);
M5.Lcd.print("ボールド 24 Hello World\nこんにちは世界\n");
M5.Lcd.setFont(&fonts::efontJA_24_i);
M5.Lcd.print("イタリック 24 Hello World\nこんにちは世界\n");
}
void loop(void)
{
M5.delay(1);
M5.update(); /// ボタン操作・タッチ操作の状態を更新する。
}
- 実行結果
その他フォント
フォント | サイズ等 |
---|---|
Font8x8C64 | 8×8px ASCII文字 |
AsciiFont8x16 | 8×16px ASCII文字 |
AsciiFont24x48 | 24×48px ASCII文字 |
- サンプルコード
#include <Arduino.h>
#include <M5Unified.h>
const char* sampleText1 = "[ABCabc123/*~{}";
const char* sampleText2 = "0123456789";
void setup(void)
{
auto cfg = M5.config(); /// 設定用の構造体を取得。
M5.begin(cfg); /// M5Unifiedを使用する準備をする。
M5.Display.fillScreen(TFT_BLACK); // 画面塗り潰し
M5.Display.setCursor(0, 0); // カーソルを左上にリセット
M5.Display.setTextSize(1);
M5.Display.setTextColor(TFT_WHITE, TFT_BLACK); // フォント色セット
M5.Display.setFont(&fonts::Font8x8C64);
M5.Display.println("Font8x8C64");
M5.Display.println(sampleText1);
M5.Display.println(sampleText2);
M5.Display.setFont(&fonts::AsciiFont8x16);
M5.Display.println("AsciiFont8x16");
M5.Display.println(sampleText1);
M5.Display.println(sampleText2);
M5.Display.setFont(&fonts::AsciiFont24x48);
M5.Display.println("AsciiFont24x48");
M5.Display.println(sampleText1);
M5.Display.println(sampleText2);
}
void loop(void)
{
M5.delay(1);
M5.update(); /// ボタン操作・タッチ操作の状態を更新する。
}
- 実行結果
フリーフォント(GFXFF)
以下のフリーフォントが使用できます。
extern const lgfx::GFXfont TomThumb ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMono9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMono12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMono18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMono24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoBold9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoBold12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoBold18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoBold24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoOblique9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoOblique12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoOblique18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoOblique24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoBoldOblique9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoBoldOblique12pt7b;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoBoldOblique18pt7b;
extern const lgfx::GFXfont FreeMonoBoldOblique24pt7b;
extern const lgfx::GFXfont FreeSans9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSans12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSans18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSans24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansBold9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansBold12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansBold18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansBold24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansOblique9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansOblique12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansOblique18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansOblique24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansBoldOblique9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansBoldOblique12pt7b;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansBoldOblique18pt7b;
extern const lgfx::GFXfont FreeSansBoldOblique24pt7b;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerif9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerif12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerif18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerif24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifItalic9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifItalic12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifItalic18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifItalic24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifBold9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifBold12pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifBold18pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifBold24pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifBoldItalic9pt7b ;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifBoldItalic12pt7b;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifBoldItalic18pt7b;
extern const lgfx::GFXfont FreeSerifBoldItalic24pt7b;
Customフォント
以下のCustomフォントが使用できます。
extern const lgfx::GFXfont Orbitron_Light_24;
extern const lgfx::GFXfont Orbitron_Light_32;
extern const lgfx::GFXfont Roboto_Thin_24 ;
extern const lgfx::GFXfont Satisfy_24 ;
extern const lgfx::GFXfont Yellowtail_32 ;
extern const lgfx::GFXfont DejaVu9 ;
extern const lgfx::GFXfont DejaVu12;
extern const lgfx::GFXfont DejaVu18;
extern const lgfx::GFXfont DejaVu24;
extern const lgfx::GFXfont DejaVu40;
extern const lgfx::GFXfont DejaVu56;
extern const lgfx::GFXfont DejaVu72;
参考URL
以下のWebページも参考にしてください。