M5Stack-SD-UpdaterでSDカードからアプリを起動!で、ライブラリィの「M5Stack-SD-Updater」を使用してSDカードに保存したアプリケーションを起動する方法を説明した.。「M5Launcher」を使用しても同じように、SDカードに保存したアプリケーション(バイナリファイル)を起動する事ができます。
この記事では、「M5Launcher」について説明します。
M5Launcherについて
M5Launcherについて説明します。以下のWebページも参照してください。
M5Launcherの起動画面と、Launcher画面です。


機能
M5Launcherは、以下の機能を持っています。
アプリのアップデート
- SDカードからアップデート
- OTA、WiFiを使用してアップデート
SDカード管理
- 新しいフォルダを作成する、
- ファイルとフォルダを削除する、
- ファイル名を変更する、
- ファイルをコピーして貼り付ける、
- バイナリをインストールする
CFG構成 (カスタマイズ)
- 充電モード
- 明るさを変える
- 暗くなる時間を変更する
- UIカラーの変更
- Spiffs を回避/確認 (Spiffs ファイル システムのインストールを要求しないように変更します。この機能を使用するのは Orca One のみです)
- 回転を変更する
- すべてのファイル/Bin のみ (すべてのファイルまたは .bin のみを表示 – デフォルト)
- パーティションスキームを変更する(たとえば、大きなアプリや UiFlow2 をインストールできるようにする)
- パーティションのリスト
- FATパーティションをクリアする
- SPIFFS を保存します (必要なときに復元できるように SPIFFS パーティションのコピーを保存します)
- FAT vfs を保存します (必要なときに復元できるように FAT パーティションのコピーを保存します)
- SPIFFSを復元する
- FAT vfsを復元する
対応機種
M5Launcherは、以下のM5Stackシリーズに対応しています。
- M5StickC/M5StickC Plus/M5StickC Plus 2
- M5Stack(Fire, Basic, Gray)
- M5Stack Core2
- M5Stack CoreS3
- Cardputer
M5Launcherのインストール
M5Launcherは、M5Burnerを使用してデバイスに書き込む事ができます。
M5Burnerの入手・使い方につきましては、M5Stackのファームを工場出荷時状態に戻すの記事を参照ください。
- M5StickC/M5StickC Plus/M5StickC Plus 2

- M5Stack(Fire, Basic, Gray)

- M5Stack Core2

- M5Stack CoreS3

- Cardputer

アプリケーションの登録
M5Launcherで使用するアプリケーションを登録するのは、アプリケーションのバイナリファイルをSDカードにコピーするだけです。「M5Stack-SD-Updater」の場合は、プロジェクト(アプリケーション)を「M5Stack-SD-Updater」ライブラリを使用して修正する必要がありましたが、M5Launcherでは、作成したバイナリファイルをSDカードにコピーするだけです。ただし、使用するデバイスをPlatformIOで書き替えた場合、M5Burnerで、再度M5Launcherを書き込む必要があります。
PlatformIOの場合の登録
PlatformIOの場合は、firmware.bin ができますのでこのファイルの名前を変更して、SDカードのルートフォルダにコピーします。
firmware.bin は、Core2の場合は、プロジェクトフォルダ内の.pio\build\m5stack-core2\ にあります。